ペットちゃんの骨壷のサイズについて、
前回も少しお話をさせていただきました。
今回は、うちの子には何寸を用意したらいいの?
という疑問にお答えしたいと思います。
多くの場合、これから火葬をされる方がご用意なさると思うのですが、
まず、あわてて骨壷を購入される前に、
ご火葬されるご予定の施設に問い合わせてみてください。
特に民間の火葬業者(ペット霊園、お寺、移動火葬車など)は、
骨壷の用意がある場合がほとんどです。
逆に公営の場合には、ご自身で用意してくださいね、
といわれることが多いようです。
(別途販売しているところもあれば、
まったく用意がないなど、まちまちです)
また、お伝えするのも少し心苦しいのですが、
荼毘に付すまで(火葬するまで)、正確な大きさはわかりません。
火葬炉の状態や温度などの環境、
ペットちゃんの状態などによっても変わってきますし、
見た目に大きな子でも、骨格は細かった、なんてこともあります。
私たちも「ディアペット」としてご火葬を行っておりますが、
やはり、実際のご遺骨をみて判断しなければ難しいです。
とはいえ、事前に準備をしなければならない場合には、
これからのお話を参考に、骨壷のサイズを選んでみてください。
2~2.5寸 インコ、ハムスターなど
3寸 うさぎ、子猫、超小型犬(チワワなど)
4寸 小型犬
5寸 中型犬
6寸 大型犬
というのがおおまかな区分になります。
ちなみに人の場合は7寸ですので、
人と同じくらいの体重や体長のわんちゃん(セントバーナードなど)は
7寸になることが多いかと思います。
また、ひとくちに「小型犬」「中型犬」などといっても、
いろいろな子がいらっしゃいますね。
ちなみに「超小型犬」に分類されるチワワも、
我が家の大きなチワワ(4キロ以上あります)は、
小型犬の分類になるかもしれません。
歴代のヨーキーたちも、3寸の子もいれば、4寸の子もいました。
ここでポイントになるのが、一番大きなご遺骨になるであろう「頭蓋骨」の大きさです。
頭の大きさが収まれば、おおむねすべてのご遺骨が収まります。
たとえば頭の大きさ(毛は無いものおして)が10センチくらいでしたら、
3寸(直径約9センチ)ではなく4寸(直径約12センチ)が安心です。
とはいえ、何度もお伝えしている通り、
もしかしたらお骨が崩れてしまって3寸で収まるかもしれませんし、
とても微妙なところではあります。
また、頭よりも足の骨がしっかり残ったり、
一番大きなご遺骨が頭蓋骨ではない可能性もありますが、
だいたい、頭の大きさで選べば大丈夫だと思います。
なお、火葬業者さんもプロですので、
持って行った容器にきちんと収めてくれると思いますよ。
いろいろお話しましたが、
・1寸は約3センチ(骨壷の直径の大きさ)
・頭蓋骨(頭の大きさ)で判断すること
・最終的には荼毘に伏さないとわからない
ということをおさえていただければ良いのかな、と思います。
絶対、はありませんが、参考になれば幸いです。