ディアレスト青山では、ペットちゃんの旅立ちの後に
仏壇や仏具を探しに来てくださる飼い主様が沢山いらっしゃいます。
その中で、
「あの、チーンっていうのは要りますか?」
「あの、チーンっていうのは要らないですよねぇ」
とお伺いすることがよくあります。
「あの、チーンっていうの」は「おりん」のことですね。
私たちディアレスト青山のスタッフとしては、
「おりん」はとてもなじみ深いものなのですが、
皆様にとっては、あまり身近ではないものなのかもしれません。
ディアレスト青山では、
「火を灯し 香を手向け りんを鳴らし 手を合わせる」ことを
供養の基本と考えています。
もともと、どうしておりんが作られたのかというと、お釈迦様の時代までさかのぼります。
お釈迦様が亡くなられたときに「リン」という極楽鳥に似た鳥が、 世を哀しんで美しい音色で鳴いたそうです。
その鳥に似た音色を出す打楽器として作られたのがおりんです。
おりんを鳴らす意味としては、
・読経の合図を仏様の世界に伝えるため
・邪気を払うため
等々があると言われています。
読経はなさらなくても、その音色がペットちゃんのいる世界に届くなら、
とっても素敵なことですよね。
厳密には、おりんの形や色は、宗派によって異なりますが、
特定の信仰をなされない方は、あまり気にされなくても宜しいと思います。
それよりもお子さまに合うものかどうかでお決めになるのが宜しいでしょう。
また、あの澄んだ音色は心を癒してくれるような気がしますので、
お好みの音色ものもを探すのも良いですね。
おりんの余韻が続く間は、手を合わせてペットちゃんを偲ぶ。
そんな時間が供養にとって何よりも尊い時間です。