—————————————————–
※ご注意ください※
この記事の下部に、ペットちゃんのお骨の写真を掲載しております。
お骨はとても大切な、そして神聖なものだと考えておりますが、
ご気分を害する恐れがあるかと存じます。
あらかじめご承知置きいただき、その恐れがある方の閲覧はお控えください。
—————————————————–
ペットメモリアル専門店「ディアペット」では、
お骨のカビについてご質問をいただくことがよくあります。
以前にもこのブログで当店としての考えを書かせていただきましたが、
改めてお話をさせていただきたいと思います。
ペットちゃんの骨についてインターネットで調べると、
このカビの話が早い段階で目に付くと思います。
大事なペットちゃんのお骨にカビが生えてしまっては大変ですし、
心配になりますよね。
お気持ちはとっても良くわかります。
もちろん、本当にカビが生えてしまったお骨というのも、
残念ながらあると思います。
ただ、多くの方が「カビと勘違いしている」可能性がある、
ということをご理解いただきたいな、と思っています。
といいますのも、骨=真っ白 と考えている方が多いのですが、
そもそも、お骨は真っ白ではありません。
白い部分がほとんどですが、茶色、オレンジ、緑、青などの色がついています。
これは薬の影響や、体液等の化学反応によっておこるものと考えられます。
特に、緑や青の部分を見て驚かれる方が多く、
これをカビだと思ってしまう方もいらっしゃるようです。
ディアペットのスタッフにも、数年お骨を自宅で供養している者がおりますが、
お客様のお話を受けて蓋を開けてみたそうです。
「正直に言うと、火葬直後のお骨の様子を覚えていないので、
こんなに茶色かったかな~?変な色もついてるな~と思いましたけど、
カビくさい匂いもしませんし、大丈夫でした」とのことでした。
また、お骨には「ふわふわした胞子」のように見える部分もございます。
こちらは特にカビと間違えやすいものですが、
実際には胞子ではなく、そのように見えるだけです。
※以下に実際のお骨の写真を掲載します※
↓↓↓
↓↓↓
こちらのお骨は、5年前に火葬したわんちゃんのお骨です。
ご家族様のご協力の元、掲載させていただきました。
よく胞子と間違われる部分に青い丸印を付けております。
ご火葬の後に骨壷の状態でお家にお戻りになり、
数年たって初めて骨壷を開けて、このような状態をみると、
カビだと思ってしまうことがあるようです。
また、カビが生える条件として、温度や湿度、水分、栄養分が必要になりますが、
お骨は「遺灰」ですので、水分やカビの栄養素となるものをほとんど含んでいないはずです。
その意味でも、お骨は早々にカビが生えるものではないと思います。
もちろん、本当にカビが生えてしまうこともあるかと思います。
その場合
・お骨袋もカビが生えている
・骨壷の中や蓋の裏側にもカビが生えている
・お部屋の中で同じようにカビが生えたものがある
ことが多いようで、
お骨だけにカビが生える、ということは考えにくいようです。
ここまで長々と書かせていただきましたが、
いかがでしたでしょうか。
カビも自然界のものですので、
「絶対にカビではない、カビは生えない」ということは、
残念ながら申し上げることはできません。
でも、あまり心配しすぎることもないと思います。
もしどうしても心配でしたら、
時々開けて空気の入れ替えをしてあげるとか
(その時にカビの養分になるものが混入しないように注意が必要です)
お骨を粉にして、完全密封するとか
(酸素がなければ、カビは発生しません)
(完全密封するのがポイントです。粉にしただけでは、余計に湿気を含んでしまいます)
様々な方法もあるかと思いますし、土に還してあげる、というもの一つの方法です。
大事なペットちゃんのお骨だからこそ気になることでもありますが、
「カビ」に気を取られて、気持ちよくペットちゃんを供養できないのは、
とてもさみしいことですよね。
情報として知っておいて、ケアすることはとても大切ですが、
どうか気にしすぎることなく、思い思いにご供養なさってください。
ディアペットではペット骨壷に入れてお使いいただける
ミニサイズの珪藻土『虹の橋のお守り』をご用意しています。
湿気を吸収してカビ菌が繁殖しずらい状態を保ってくれるほか、脱臭効果にも優れていますよ。
【商品ページを見る】
※免責※
ここで申し上げた内容につきましては、
ペット霊園様をはじめとするペット供養関係者や、
ペットオーナー様から聞いたお話と、店長自身の経験からまとめたものです。
ディアペットとしての考えではございますが、
科学的根拠があるものではございません。
参考としてお考えいただければ幸いです。